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執筆者の写真junpei

天狗岳西尾根リベンジ



雪山シーズンにKさんNさんと共に日帰りで挑戦した天狗岳西尾根 コース。しかし、マイナールートでトレースが殆どなく、かなりの 積雪量で断念しました。それから早3ヶ月。季節はすっかり春にな ってしまいましたが、あの周回コースをもう一度行ってみようとい う話になり、Kさんと向かいました。 時期的にどうしても色々な呑み会の予定が入りがちで、この日も前 々日から連日の呑み会。自宅に帰るより寮でピックアップしてもら う方が時短になることから、ご足労頂いてKさんに迎えに来て頂き、 3時半に府中を出発しました。 何故か寝付けず、殆ど睡眠時間も取れないまま出発することになっ てしまった為、行程を考えると少し不安ではありましたがまあ何と かなるだろうと登山口の唐沢鉱泉へと向かいます。 到着してみると、数人の登山者も見受けられました。どうしても天 狗岳というと、初めて訪れたのが厳冬期で山小屋泊で来る所という イメージがあるのですが、標準タイムを見てみると、周回で日帰り は十分可能な山。最近は、大体1/50,000の標準タイム位の時間で歩 けるレベルになって来ているので、今回はどうかな?と思っていま した。 順調に分岐を過ぎ、標準タイムより早いタイムで展望台へ到着しま した。この日は春特有の霞は殆どなく、北アルプスから中央アルプ ス、南アルプスと全てがクリアに見えていました。いよいよ前回プ チラッセル状態で進んだ第2展望台まで歩いて行きます。途中融け 残った雪が出現し、風も段々強くなってきました。ソフトシェルを 着込み、いよいよ第2展望台へ。ここから先は未知の世界です。北 側を巻くようにコルまでの道を辿ります。ここからはかなりの急登 が続いており、展望台から西天狗を見るとかなりそそり立っている イメージ。しかもほぼ岩場で、なかなかの斜面です。しかし、実際 は、樹林帯を抜け、森林限界を越えた岩場の急登が少し続く位で、 予想より楽に山頂へと到着しました。 しかし、山頂に着いてみると風が半端じゃない!!風速20mと言っ ても過言ではない程の体が持って行かれる強風が吹き荒れていまし た。急速に体温が奪われて行くのが感じられ、慌てて防寒着を着込 み、フードを被ります。暫く写真撮影するもこの強風では退散する しかなく、急いで東天狗へと向かいました。 懐かしの東天狗岳へ到着です。風はというと、先程のあり得ない程 の強風はどこへ行ったのか?!という位穏やか。東天狗にいた若い お兄さんたちと、西天狗岳のびっくりな風にについて話をし、ここ から中山峠まではそんなに風は強くないという情報をもらったりし ながら暫し山頂の景色を楽しみました。やはり厳冬期の風景とは大 分趣が違っていて、一番びっくりだったのは、山頂に立てられた標 識の棒が長い!!ということ。雪に埋もれ、短く見えていただけで ほんとはこんなに長かったのね…。かなり時間も早かった為、本来 の予定を変えて、黒百合ヒュッテでお昼を食べる事に決めて、思い 出の東天狗岳を後にします。 山頂直下の急な岩場は、おそらく私が前回滑落した現場だったに違 いなく、こうして雪のない斜面を改めて下りてみても、軽アイゼン でここを下りたということがかなり無謀だったことは明らかで、知 らないということは本当に恐ろしいものだなぁ。と半ば苦笑してし まう程。今となっては、良い思い出ですが(笑) そして、もうひとつびっくりしたのは、東天狗岳からの道が、かな り岩場続きの道だったという事。歩きにくいことこの上ない道が続 いていました。また、途中雪がまだかなり残っている斜面があり、 せっかく持ってきた軽アイゼンを使わない手はないので、短い区間 ではありましたが装着しながら下りて行きます。そうこうするうち に黒百合ヒュッテへ到着!私にとっては、色々思い出深いこの小屋 なのでした。 ここで、有名なビーフシチューを注文し、外でゆっくり頂きます。 お昼を堪能し、ここから一気に下山です。地図を見ると沢筋をずっ と下りて行くのですが、ここの道も雪がないとこんなとこなんだ! というようなびっくりな道。完全に沢の中を歩いて行く感じで、ゴ ロゴロした石の間を越えて行きます。歩きにくいし、つまらないし この山は雪山シーズンに来るのが良さそうです。 渋の湯との分岐を過ぎ、無事唐沢鉱泉へ到着しました! 結果として休憩を入れて丁度6時間20分。お昼はかなりゆっくりし ていたので、その休憩時間を差し引けば、裕に標準タイムを巻くペ ースで歩いていた事になります。 段々鍛えられて、早いペースで歩けるようになってきたようで、更 にレベルアップ目指して難易度の高い山に挑戦していかなければい けないのかもしれません。 ゆっくりと唐沢鉱泉に浸かり、そんなことを考えながら次なる山を 模索しつつ帰路についたKさんと私でした。 さて来週は、那須岳へNちゃんと登る予定。忙しいーーー!! でも頑張ります! 【今回の西天狗岳登山記録】   行動時間 6時間22分(標準タイム 5時間20分)               ■ 山行タイム 4時間39分 6:20 唐沢鉱泉 7:00〜7:05 分岐 40(50) 7:30〜7:35 第一展望台 25(45) 8:00〜8:08 第二展望台 25(およそ30) 8:41〜8:51  西天狗岳(2,646m) 33(1’00) 9:08〜9:16 東天狗岳 17(20) 10:17 中山峠(アイゼン装着に10分程) 50(50)   10:21〜11:10 黒百合ヒュッテ 4(5)   11:40〜11:47 分岐 30(45)   12:42 唐沢鉱泉 55(40)


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