どうやら昨年から登山に目覚めたかもしれません。
夏恒例、師匠との軽井沢を拠点とした四阿山と浅間山。
その後会社の人と登った金峰山。
女峰山を回避して、初雪山登山となった日光高山。
沢登りコースがスリリングだった奥多摩の棒ノ折山。
そして、いよいよ今年の登山の幕開けは、「天狗岳」ということに
なりました。
昨年期せずして初の雪山登山となった日光高山とは訳が違い、
本格的な雪山登山となるため、計画当初から色々面白い事もありましたので
久しぶりに長文の日記を書く事に致します。
天狗岳は、北八ヶ岳の中では最高峰とされており、300m程離れて東天狗と
西天狗二つに分かれています。
西天狗が目標でしたが、風もかなり強かった為東天狗(2,640m)が最終的
なゴールとなりました。
そもそも初心者の私が、何故この山に登ることになったのか?
それは昨年秋、日光高山に行った際の呑み会で、おもむろに師匠が提案した
のがきっかけでした。
さて、今回の登山のメンバーについてですが、当初4名、後に2名増えて
総勢6名での登山となりました。
師匠はもともと交友関係の広い方なのですが、華麗なる経歴とは裏腹に
気さくで楽しい素敵な紳士なのでファンが多く、今回もほぼ全員が
師匠の取り巻きと言っても過言ではないようなメンバーなのでした。
まずは当初メンバーについてですが、師匠、私、そして師匠が以前
キリマンジャロ登山のツアーで一緒になった、Kちゃんという男性と
彼の大学時代の無二の親友(?)であるM嬢の4名。
師匠曰く、ツアー中「男に惚れられた」と半ば迷惑気味な口ぶりながらも、
なかなか個性的で愛嬌のあるKちゃんは、実は師匠の中ではマスコット的な
存在であるらしく、しかも彼の親友M嬢が、登山に関してはプロ級の腕前を
持っていること等から、すっかり3人は意気投合したようです。
私も2人とは面識があり、いつかは一緒に登山を…
と話してはいたのですが、まさか初の登山が、雪山登山になろうとは
夢にも思いませんでした。
話は元に戻りますが、その呑み会の席にM嬢が参加していたこともあり、
すっかり冬山登山計画は現実味を帯び、トントン拍子に話が進んだのです。
聞けば、雪山登山の入門コースだということで、軟弱な私でも「大丈夫」
だからと師匠は言うし、俄にやってきた私の中での登山ブームとも相まっ
てついついその気になり、後先も考えずに参加する事にしてしまった
阿呆な私なのでした。
この師匠の「大丈夫」は殆どあてにならないと私は半ば怪しんではいたも のの、常日頃、登山に関してはいくつもの教示を頂いてることもあり、 勿論純粋かつ絶大なる信頼のもとでの決意でした。 しかし後々、この「大丈夫」がボディーブローのように効いてくることに なるのですが…。 (続く)
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